「シェイクス」
台本裏話
最終回にしようと思う。

見た人はそろそろ忘れた記憶だし(笑)
台本を持っている人だけが見直すブログになってますからね(笑)。






以下、
覚えている人にしか分からないブログになりますんで、よろしく。






江口久之
最初から佐野瑞樹君と決まっていた。
もちろん中心の出演者だし、出番が多いモノを
と、企画会議からそういう話。

静馬弘毅さんの台本が上がったとき、
台詞と出番が多すぎて、

「台詞多すぎるんで(汗)、なんとかなりませんか(笑)」

瑞樹君が
言ってた記憶がある。




俺、ずいぶん削った。

森大くん演じる目黒真直が、匠に「この芝居、このままでいいんでしょうか!」と詰め寄るシーンは、元々江口のシーンだった。
そりゃそうだ。このステージの制作責任者だから、出演者が制作に「このままじゃまずくないっすか?」と聞きに来るのは当然。

でも、あの辺で休みを上げたくて。
あ、じゃあ匠と会話することにして、休憩を与えてあげよう。
なんて思惑で書きなおした。

それに目黒真直は、普通の小道具担当もする新人俳優さんって設定だったので、あんな暑苦しいキャラではなかった。暑苦しい一直線なキャラは俺が森君をイメージして書き直したものだ。
書き直して、かなり面白いシーンになると、

瑞樹君はすごく羨ましそうに
あのシーンに出たかったなー
みたいな事を言い出す(笑)

アンタのために削ったんだよ!(笑)



匠は本当に出番が少なかったので、
どんどん増やそうと思った。
大学サークル時代の過去を回想するシーンとか
江口とケンカするようなシーンとか

なにせ、匠のポジションが背景みたいな感じだったので。

大学サークル時代の先輩が
殺陣指導に来て、死ぬ。
・・・のを、江口とメイという後輩が阻止する。


そういう話だったので、
実に匠は出てこなかった。
友情も青春も恋もなかったので。




どっかで泣けねーかなーと
メイを殺したわけだけど、
「ホント、安直にメイを殺すとかいう設定にしちゃってすんません」
と、静馬さんには謝っておいた(笑)。

泣かせる芝居とか
やっぱし
東京セレソンのサタケミキオさんとか、
うまいもんなー。
俺はまだまだだわー。

サタケさんは
やはし、死なせ方がうまいよなー。
なんてね。思う。



だってねえ、
メイの死ぬ理由は
もちろん事故死なんだけど、
その死を分かっているのにステージに上がった理由が

「不治の病」

(笑)

いや、
ガンでも
白血病でも
なんか名前つけても良かったんだけど



『クロロホルムよりも凄い睡眠薬』
とか
『不治の病』

とか
あやふやにした方がさ、
嘘じゃないじゃん。


メイに
松田優作的なね
ハリウッド「ブラックレイン」
的なイメージで書こうかな
なんて思ったので

俺の心の中では
メイはガンであるつもり。



でも、
江口のような親族がそれを知らないってどうよ。
てか、
江口とメイの親はどう思ってるんだろう?

色々気がかりが出てくるから

おおざっぱに
「不治の病」
にして、
「家族にも話してなかった」
ということにした。

匠は恋人だから
話した。


うん
まあ
なら、わからんでもないかな。


てな納得させ方をした。
ここを膨らますと
芝居の中に親が出てくるし、
医者が出てくるし
また時間が増えて、
2時間超しちゃう。


連ドラだったらなー。
45分の芝居で10本書いて
450分でしょ?

可能だなー
とか思ってて。


書ききれないエピソードって
連ドラや小説なら可能だね。


今、サタケさん
苦労してるのかな?
「歌姫」

2時間の芝居を連ドラにしてるやつ。



歌姫って
ものすごく面白い芝居だったけど


芝居の最中に
ちくいち事件があったわけじゃなくて
大オチの大感動に向けて小ネタで出来ているストーリーだから
どうやって膨らましているのかな?



シェイクスみたいに
まだまだ書き足りなくて
泣く泣く削った芝居なら
長い尺のものに向いているかもしれないけど、

どうなんだろう?
実は「歌姫」ドラマは見てないので
誰か感想きかせて下さい。






えーと
あと書きたかったのは

小手形イチロウ(林修司君)
が、
最後に
金八先生みたいに倉木ユタカに攻め寄って
「天才なら、やってみろよぉう!!」
と、髪を掻き上げながら泣くネタ。


あれは森君で書いてました。
熱いキャラは任せっきりにしようと思ってた。
匠とのシーンでの動きを見てると、
金八みたいだなーって思って、
それで書いた。


で、
ここは毛利さんのアイデアで
せっかくユタカの側近だし、
小手形にやらせることは出来ませんか?
といわれて、
そんなの全然可能ですよ!
と。
で、書き直す。


でも、
金八の部分は
実は森君の名残があって
そこ、削っても良かった。

でも、
おさむちゃんがやってるのを見て、
なんか面白くて
毛利さんは
カットせずにやった(笑)

いやー
良かった。
おさむちゃん良かった。






あ、あと。
心残りが一つ。

俺が大好きなシーンが
一個
これはもう、プロデューサー判断で
消えたシーン。(笑)



倉木オーナーと
上西と
宗像演出家が
三人で
イギリス本国でもシェイクスピアランドが進行中ですよというシーン。


あれは
本当は
グラスにワインを注いで
「かんぱーい」とやるシーンだった。

驚くたびに
口からワインをこぼして
そこらじゅうが水びたしになるシーンだった(笑)



もうねえ
稽古で爆笑しすぎて
涙出た。

辰巳さんと大場さんの
水の噴き出し方が
笑っちゃって笑っちゃって
腹痛かった。



まあ
あれですね

きっと
汚いから(笑)
って理由でしょうが

あの
「びっくりさせゲーム」
という俺のコント。



いつかどこかでやります。

12月16日の
IKKANプロデュースLIVE!でやろうかな。

こないだ、あまりにもそれが心残りで、
うちのお笑いのWSで、そのネタメンバーにやらせたら
やっぱり
おかしくておかしくて(笑)
涙出た。




ああ
お笑いを作るのは楽しいね。
俺のお笑いは、芝居っぽい笑いだから
芸人っぽさがなくて
なんかいいね。




よし。
もういいや
ブログにアップしちゃおうかな。
シェイクスの劇中劇

これです!
文章が長いので
pdf形式にして
アクロバットで見られるようにしてます!

パソコンからどうぞ!